オーダイル - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

オーダイル [編集]

No.160 タイプ:みず
通常特性:げきりゅう(HPが残り1/3以下になると、みずタイプの技の威力が1.5倍になる)
隠れ特性:ちからずく(追加効果がある技の追加効果が無くなり威力が1.3倍になる)
体重:88.8kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
物理水HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値備考
オーダイル85105100798378530げきりゅう/ちからずく
(152)(118)(616)252振り+ちからずく換算
ギャラドス95125796010081540いかく/じしんかじょう
マリルリ100(152)80608050(522)(252振り+ちからもち換算)
あついしぼう/ちからもち/そうしょく

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/くさ
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/こおり/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

第2世代の水御三家。攻撃と防御が高めで弱点の少なさもあって安定した耐久力が持ち味。
Sも高くはないが最速+りゅうのまいで130族を抜ける程度にはあり、耐久の高さもあって一発耐えつつ積みやすい。
水技の補完になるサブウェポンも最低限覚え火力補強のできる特性もあるため、アタッカーとしての素質は十分と言える。

ただしギャラドスマリルリといった環境上位の水複合と比べると、それらのほうが耐性豊富でサイクル戦適性が有り、
いかく」やメガシンカによる火力・耐久補強・耐性変化、「ちからもち」による火力補強といった独自の強烈な個性もある。
それらを比較対象とするとオーダイル独自の強みは少々弱く、見劣りしやすいのが欠点。

それらにないオーダイルの利点は下記の通り。
差別化を意識するならこれらの技からいくつか同時採用を軸に技構成を考えるとよいだろう。

れいとうパンチ
ちからずく補正込みならばギャラドスのこおりのキバ以上の威力になる。
格闘技・アクアジェット
ギャラドスは多くの水タイプが苦手とするナットレイへの有効打である格闘技や先制技を覚えない。
りゅうのまい
AS同時上昇の優秀な積み技。マリルリは覚えない。

なお、特殊技も特性適用対象技が多くC種族値の差によりそれらとの差別化も容易なため、特殊アタッカー型も十分あり。

第7世代新要素のZワザは強力だが、対象技をZワザ化するとちからずく適用外になるので注意すること。
USUM教え技でアクアブレイクを習得。ちからずく適用で威力110となり、物理技最高火力。



特性考察 [編集]

げきりゅう
通常特性。HP1/3以下でみず技の威力1.5倍。
上昇幅は魅力だがSが半端なため、先手みがわりなどで能動的な発動を狙うのは難しい。
とはいえ耐久が安定しているため、うまく発動圏内で耐えることは多い。
ちからずく
隠れ特性。適用対象の習得技が多く、げきりゅうと違って能動的に火力補強しやすい。
A・C種族値ともに数値不足なため、この特性込みでの火力が運用の前提となる。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力
[力尽く]
命中効果解説
アクアブレイク85(127)
[165]
100防御↓20%ちからずくでハイドロポンプと同威力の物理技に。USUM教え技。
たきのぼり80(120)
[156]
100怯み20%ちからずくではアクアブレイクの下位互換となる。
げきりゅうで怯みを狙う場合のみ選択肢。
アクアジェット40(60)100優先度+1げきりゅうと相性がよい先制技。ギャラドスは覚えない。
れいとうパンチ75
[97]
100凍り10%草・ドラゴンに抜群を取れるため水と相性がよい。
ばかぢから120100攻撃・防御↓ナットレイ、高威力・広範囲だが積み技とは相性が悪い。
ギャラドスは格闘技を覚えない。
けたぐり~120100-教え技。威力は安定しないが居座りたい場合に。
じしん100100-水と範囲が被りがちだが、呼びやすい電気に有効。
かみくだく80
[104]
100防御↓20%水や草複合のエスパー・ゴーストに有効だがつるぎのまいも欲しい。
いじっぱり+いのちのたまならH振りメガゲンガーが確1。
いわなだれ75
[97]
90怯み30%リザードンピンポイント。ユキノオーや水・氷には格闘技が刺さる。
特殊技タイプ威力
[力尽く]
命中効果解説
ハイドロポンプ110(165)80-タイプ一致最大火力。命中不安。
なみのり90(135)100-一致技、少々火力不足だが安定感はある。
ねっとう80(120)
[156]
100火傷20%ちからずく前提。
追加効果はなくなるが、命中安定でハイドロポンプに迫る火力に。
れいとうビーム90
[117]
100凍り10%ちからずく補正込みで役割破壊としては十分な火力になる。
きあいだま120
[156]
70特防↓10%ちからずく補正込みで高威力サブとして優秀。命中不安。
りゅうのはどう85100-ちからずく対象外。水とドラゴンで等倍範囲は広めだが火力不足か。
げんしのちから60
[78]
100全能力↑10%ちからずく補正込みでも火力は控えめ。
変化技タイプ命中解説
りゅうのまい-攻撃と素早さを強化できる優秀な技。補正有S188振りで最速130族抜き。
マリルリとの重要な差別化要素。
つるぎのまい-素早く火力を上げられる。アクアジェットがメインならこちらでも。
こうそくいどう-素早さを二段階強化できる。無補正S20振りで最速130族抜き。
物理型ならりゅうのまいがあるので、特殊型向きか。
うそなき-相手の特防を2段階下げられる。決定力強化に有用。
みがわり-状態異常技回避で積みの機会を作ったり、げきりゅうの発動に。

型考察 [編集]

りゅうのまい型 [編集]

性格:ようきorいじっぱり
特性:ちからずく
努力値:AS252 or AS252ベースで耐久調整
持ち物:いのちのたま/ラムのみ
確定技:アクアブレイク/りゅうのまい
優先技:れいとうパンチ/ばかぢからorけたぐり
選択技:じしん/かみくだく/アクアジェット/いわなだれ/みがわり

種族値と特性を活かしたオーソドックスなりゅうのまいアタッカー。
A252ちからずくアクアブレイクはA252メガギャラドスのたきのぼりを僅かに上回る。
追加効果が無くなるが、いのちのたまの反動も無視して攻撃できるため、非常に安定した一致技になる。

第6世代ではりゅうのまい後にファイアローに先手でアクアジェットができる点が強みの一つだったが、
環境からファイアローが消えたためアクアジェットの優先度は低下した。

持ち物は火力を補うものか、積み型にとって厄介な状態異常対策になるラムのみを推奨。
素の耐久が高いので、仮想敵によっては半減実を持たせなくても耐久調整だけで充分な場合も多い。
りゅうのまいを1回積むと最速で140族を抜け、準速で最速ファイアローと同速。

物理型 [編集]

性格:いじっぱりorゆうかん
特性:ちからずくor げきりゅう
努力値:HAベースで調整
持ち物:いのちのたま/ラムのみ/オボンのみ/半減実
確定技:アクアブレイク/アクアジェット
攻撃技:じしん/れいとうパンチorれいとうビーム/いわなだれ/ばかぢから/げきりん/かみくだく/ドラゴンテール
補助技:つるぎのまい/みがわり

素早さを上げずに殴り勝つ型。弱点の少なさと高めの耐久、攻撃範囲の広さが売り。

H振りだけでいのちのたま持ちゴウカザルのくさむすびを耐える。ソクノのみを持たせればジバコイルをじしんで狩ることもできる。
いじっぱりA252で1回つるぎのまいを積むとすぶといB252シャワーズをじしんで確2にできる。

HPに252振りすると実数値が192になり16nと6nと4nになるためオボンのみを持たせる場合以外244振りまでがよい。

型サンプル
技構成:アクアジェット/じしん/れいとうパンチ/つるぎのまい
じしんで電気や水ポケモンが苦手なエンペルトを牽制できるのは結構大きい。

特殊型 [編集]

性格:ひかえめorれいせい
特性:ちからずく
努力値:HCベースで調整
持ち物:いのちのたま/とつげきチョッキ/こだわりメガネ
確定技:ねっとう/れいとうビーム/きあいだま
選択技:アクアジェット/りゅうのはどう/げんしのちから/うそなき

やけどに強いため物理型より安定感がある。
C上昇の積み技がなく補助技をほぼ採用しないため、とつげきチョッキとの相性がよい。

無論、ちからずく対象技を最大限に活かせるいのちのたまによる火力も魅力的。
物理と決めて出てきたH252ナットレイをC特化いのちのたまのきあいだまで37.5%の低乱数1発。
当たりさえすれば水技読みであっても受け出しはできない。


対オーダイル [編集]

注意すべき点
攻撃力が高めの水御三家。
つるぎのまい、りゅうのまいといった決定力を上げる積み技を持ち、それらと相性のよいアクアジェットも覚える。
耐久も並程度にあり、半端な攻撃では耐えられ、積むチャンスを与えてしまう。
体力が減った所を上から倒そうとしてもげきりゅうで威力の上がった一致アクアジェットでかなりの痛手を負わされてしまう。
隠れ特性ちからずくの場合、サブウェポンのれいとうパンチやいわなだれが強化される。特殊技も適用技が多く物理と決めてかかると特殊型で叩かれることもある。
対策方法
積みアタッカーが多く、状態異常に強くするためラムのみを持たせていることがあるため、うかつにおにび等を撃つのは危険。
オーダイルの一致技を無効にできるトリトドンガマゲロゲ等で受けよう。
ドヒドイデのくろいきり、てんねんで積み技を無効化してもいい。

外部リンク [編集]