ベトベトン - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

このページは通常フォームのものです
リージョンフォームはこちら→ベトベトン(アローラのすがた)

ベトベトン [編集]

No.089 タイプ:どく
通常特性:あくしゅう(攻撃した相手を10%の確率で怯ませる)
       ねんちゃく(持ち物を奪われない)
隠れ特性:どくしゅ(接触技で攻撃した相手を30%の確率で毒状態にする)
体重  :30.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
ベトベトンHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ベトベトン105105756510050500あくしゅう/ねんちゃく/どくしゅ
ベトベトン(アローラ)105105756510050500どくしゅ/くいしんぼう/かがくのちから
中鈍足毒単HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ベトベトン105105756510050500あくしゅう/ねんちゃく/どくしゅ
アーボック609569657980448いかく/だっぴ/きんちょうかん
マタドガス6590120857060490ふゆう
マルノーム1007383738355467ヘドロえき/ねんちゃく/くいしんぼう
ハブネーク73100601006065458だっぴ/すりぬけ
ダストダス809582608275474あくしゅう/くだけるよろい/ゆうばく

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)じめん/エスパー
いまひとつ(1/2)くさ/かくとう/どく/むし/フェアリー
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

種族値はなかなかバランスがよく覚える技も豊富。

リージョンフォームとは種族値が同じで互いに共通した技も多いが、タイプ、特性、固有技が大きく異なる他、体重も20kg近くこちらの方が軽い。
一見ほぼ別物として住み分けが出来ているように見えるが、エスパー無効で弱点が少ない事、タイプ一致でかみくだくやはたきおとすを使える事などからRFに立場を食われている感が強い。
また、USUMでアローラ側も三色パンチやグロウパンチを習得出来るようになったため強みが更に減ってしまった。
こちらはかくとうむしフェアリーに対する耐性を持っているが、環境に多い格闘やフェアリーは毒に等倍以上で通るタイプとの複合であることが多い。
鈍足であるベトベトンはZ技の登場も相まってそちらでごり押される危険が付き纏う為、耐性の差がRFと比較した決定的な優位点になりづらい。
特性「ねんちゃく」で持ち物を守れるとはいえ、その為だけにRFを見送ってまで原種を起用すべきかは疑問が残る。
原種ならではの優位性の低さは採用率の開きが物語る通りであり、現環境で明確な採用意義を見出すための工夫が求められる。

ライチュウガラガラナッシーとは異なり、原種のベトベターはサン・ムーンでもちゃんと原種のベトベトンに進化する。
過去作から連れて来て、原種の親にかわらずのいしを持たせれば、原種のベトベターを孵化することが可能[1]



特性考察 [編集]

あくしゅう
鈍足のため怯み効果はかげうちくらいでしか期待できない。でんじはやおいかぜなどのサポートがあるなら候補になるか。
ねんちゃく
トリックやどろぼうなどが無効。むしくい・ついばむで木の実を食べられる事もないし、やきつくすで燃やされる事もない。特性わるいてぐせも効かない。
はたきおとすの追加効果も無効化して持ち物を守れるため最も有力な特性と思われる。ただし、はたきおとすの威力上昇は防げない。
なおかたやぶりで貫通されるので注意。
どくしゅ
隠れ特性。相手を毒状態にすることを優先したいなら。グロウパンチやちいさくなるとの相性も悪くない。
また、ダストシュートの命中率を気にしてどくづきを採用する場合、約5割の確率で相手を毒状態にできる。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果接触備考
ダストシュート120(180)80毒30%×ベトベトンの物理毒技の最高火力。
特性どくしゅの対象外。
どくづき80(120)100毒30%命中安定技。どくしゅと合わせれば約51%の確率で相手を毒状態にできる。
かげうち40100優先度+1不一致ながら有用な先制攻撃技。
特性あくしゅうの追加効果とシナジー。
ほのおのパンチ75100火傷10%誘いやすい鋼タイプに対し有効。仮想敵によってはだいもんじでもよい。
教え技限定
れいとうパンチ75100氷10%呼ぶ地面タイプなどに刺さる。鈍足のため、基本的には交換読み用。
教え技限定
グロウパンチ40100攻撃↑100%威力は低いが攻撃と積みを同時に行え、鋼や岩に通る。
XY・ORAS技マシン・USUMタマゴ技限定
きあいパンチ150100優先度-3
被弾時不発
威力の高さは魅力的だが、みがわりを搭載する型でなければ若干使いにくい。
教え技限定
いわなだれ7590怯み30%×4倍ピンポイントで使いたいが、ファイアローが減ったため採用理由としてはイマイチか。
アローラのすがたと異なりストーンエッジは覚えない。
しっぺがえし50→100100--対エスパーなどに有効。比較的鈍足なため使いやすい。
だいばくはつ250100使用後瀕死×最後っ屁や起点回避の自主退場などに。
おきみやげとは選択か。
特殊技タイプ威力命中効果備考
ヘドロウェーブ95(142)100毒10%特殊技メインウェポン。
ヘドロばくだん90(135)100毒30%積極的に毒状態を狙う場合は候補に入る。
ゲップ120(180)90--きのみを消費した後のみ使用できる。
かなり癖があるものの、特殊毒では珍しい高威力技。
アシッドボム40(60)100特防↓↓100%追加効果が非常に強力な耐久向きの技。
だいもんじ11085火傷10%鋼への有効打。物理メインの型でも選択肢に入る。
かえんほうしゃ90100火傷10%命中重視の炎技。
きあいだま12070特防↓10%命中不安の高威力格闘技。
鋼以外にも刺さる相手が多いが、毒を半減するゴーストには無効。
10まんボルト90100麻痺10%毒を半減する複合タイプへのピンポイント。呼ぶ地面タイプには通らない。
シャドーボール80100特防↓20%エスパー相手に居座って反撃したいときのサブウェポンとして。
あくのはどう80100怯み20%シャドーボールと違いフェアリーには半減されるが、ノーマルに等倍。
まとわりつく20100拘束ダメージ耐久型などで選択肢に入る。
接触技につき特性どくしゅの発動が狙える。
変化技タイプ命中備考
どくどく必中耐久型のダメージソースや、苦手な相手に撃ち逃げ等。自身のタイプにより必中技。
かなしばり100相手の有効打を封じる。比較的鈍足なため相手の行動を読んで後攻で決めなければならない場面が多い。
みがわり--みがしばコンボをしたり、ちいさくなると合わせて。
ちいさくなる--回避積み技。先手で積む事は難しいが、補助技と絡めれば非常に強力。
のろい--攻撃と防御を同時に上げる。防御が比較的脆く物理主体のベトベトンとは相性がよい積み技。
とける--物理にかなり強くなる。物理アタッカー相手に対面で積んで受けることは少々難しい。
たくわえる--防御と特防を両方強化できる。3回までしか積めないため積み合戦には多少弱い。
ちょうはつ100鈍足なため相手に補助技を使われる前に上から掛けることは難しい。交代読みなどで。
いたみわけ--回復技兼ダメージソース。
HP種族値が高い上に耐久に努力値を振ることが多いため少々使いにくいか。
教え技限定
ねむる--状態異常にも強い回復技。カゴのみなどと合わせて。
おきみやげ100相手の積みの起点にされるのを防ぐ他、味方のポケモンの積みの起点を作る際などに。

型考察 [編集]

ちいさくなる回避型 [編集]

性格:いじっぱり/ゆうかん/しんちょう/なまいき
特性:ねんちゃくorどくしゅ
努力値:HP調整 素早さ252or調整 残り耐久or攻撃
持ち物:くろいヘドロ
確定技:ちいさくなる
優先技:グロウパンチ
選択攻撃技:ダストシュートorどくづき/かげうち/まとわりつく/ほのおのパンチorかえんほうしゃorだいもんじ/きあいパンチ
選択補助技:みがわり/かなしばり/どくどく/のろい/ちょうはつ

高い耐久力と小さくなるを使った回避型。

  • 技構成例:グロウパンチ/かげうち/みがわり/ちいさくなる
    恐らく、この型のベトベトンにおいては最も人気と思われる技構成。
    毒突きはタイプ一致技な上追加効果も期待できるためついつい入れてしまいたくなるが、
    毒技が有効な相手に対しては元々のタイプ相性で有利な上、2つの技スペースでできるだけ
    広い範囲を見ようとすると半減や無効も多い毒技は必ずしも優先度が高いとは言えない。
    一方で、格闘技とゴースト技は互いの相性補完が完璧で、これら2つのタイプの技だけで
    全てのポケモンに対し等倍以上のダメージを与えることができる。
    ↑カプ・テテフ(先制無効、格闘1/4)の登場と流行により手も足も出ない場面が増えたのはかなり痛い
     一応HB無振テテフに対して6積グロパンで乱数5発だから回避でゴリ押せないこともないけど

以下おだやかHBベース ちいさくなる/まとわりつく/かなしばり/みがわり@くろいヘドロでの使用感
まとわりつくとかなしばりの相性はよく、こだわり系やベトベトンに対する有効打を1つしか持たないポケモンを起点に小さくなるを積めると無双できる。
壁やでんじはサポートがあると輝ける。
↑自分はHDベースで主に先発で使ってるんだが、まとわりつくターンに1発食らう分B振っても物理に突っ張るのはきついと思う。B振る人はどう使ってる?

努力値調整について
ベトベトンのS種族値が50と決して高くはなく、代わりに耐久面はそこそこあるが故に素早さに振るよりも耐久に全面的に努力値を割いた方が効率的と考えがちだが、
同じ回避型のシャンデララッキーの例にもあるように先制身代わりを貼れるかどうかはこの戦術が成り立つかどうかをも左右する重要な要素である。
そのため、S種族値50ではあるものの素早さ振りが重要な意味を成す。
しかしベトベトンはラッキーとS種族値が同じであり、使用率の高いラッキーの最速時と準速時のS実値である112や102は現在多くのポケモンのS調整先となっていて
厳しくマークされているため、
無理に全振りするよりは一定のS調整をし、余った分だけ耐久に回すことで攻撃を1発耐えることを重視するような努力値振りをしてもよいだろう。
具体的には無補正100振りでS4バンギ抜き、132振りでS4ハッサム、ゴチルゼルなど。


またHP努力値は全振りすると実数値が212となるが、くろいヘドロを持たせる前提なら16n+1となる実数値209(228振り)や実数値193(100振り)などにHP調整しておきたい。

特殊流し兼アタッカー型 [編集]

性格:いじっぱり/ゆうかん/しんちょう/なまいき
特性:ねんちゃくorどくしゅ
努力値:HP252 攻撃252or特防252
持ち物:とつげきチョッキ/くろいヘドロ
確定技:かげうち/ダストシュートorどくづき
選択技:グロウパンチ/だいもんじorほのおのパンチ/しっぺがえし/まとわりつく

高い特殊耐久値を活かしフェアリーなどに後出しし、相手後続に負荷をかけていく型。
毒技や特性どくしゅにより毒を撒いていけるのが個性。

小さくならないこの型にするなら、くろいヘドロよりとつげきチョッキのほうが相性がよい。
H振りさえしておけば、ほとんどの一致サイコキネシスに耐えられるようになるため、
後攻しっぺがえし(もしくはダストシュート)→かげうちで弱点のエスパーにも強く出られる。火力もグロウパンチで補える。

ゆうかんHA252残りSのねんちゃく どくづき/かげうち/だいもんじ/いわなだれ@達人の帯
トリック無効で特殊に強いので、ロトム全般に強い。10万も2発耐えて岩雪崩か毒突きで水以外は対処できるんで、後出しが安定した。
トリックにぶつけられれば交換強要、それ以外でも大体ボルチェンか交換で帰ってく。鋼か地震持ちがほぼ確実に出てくるんで、
大文字なり交代なりこちらもやりやすい。比較的出てくる相手が分かりやすいので交換読みの技が刺さりやすく、帯が活きる場面が結構多い。
岩雪崩はあまりイメージがないらしく、ウルガモスが大体居座って舞ってくるのが意外だった。岩雪崩で落ちるけども。
エスパーが面白く、まず突っ張ってくるが、サイキネは大体耐えて毒突き→影撃ちでほぼ勝てた。C130↑級には遭ってない。
総じてやはり特殊相手には出しやすかったが、物理は地震持ちと積み型が厳しい。特にブシンみたいな硬い相手にはこちらも有効打がなく、起点にされる。
相手に鋼がいるとまず出てくるので、大文字は必須に近い。かげうちも撃ちたい場面は割とある。


対ベトベトン [編集]

注意すべき点
弱点はじめんとエスパーのみで、5タイプに半減耐性を持つ。
HPと特防が高く、特殊技では一致弱点でも確1に持っていくのは難しい。
防御は並だがHPが高めなので、火力が低いと物理でも確2に持っていけない事があるので注意。
また、ちいさくなるで時間を稼ぎグロウパンチで火力を上げる型も厄介。
はがねタイプを出しても役割破壊でほのおのパンチやだいもんじを持っていることが多いので注意。
対策方法
じしんで大抵の場合落ちる。ふうせん持ちもまず居ないためほぼ当たる。
ちいさくなる型も音技ならみがわりを貫通するため効果的。
特殊依存のエスパー技は耐えられてしまう事も多いが、物理エスパーやサイコショックなどは比較的有効。

外部リンク [編集]


[1] 持たせなければ親が原種でもリージョンフォームが生まれる