モルフォン - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

モルフォン [編集]

No.049 タイプ:むし/どく
通常特性:りんぷん(技の追加効果を受けない)
     いろめがね(相手に半減される技のダメージが2倍になる)
隠れ特性:ミラクルスキン(相手の変化技の命中する確率が50%より大きい場合、命中率が50%になる)
体重  :12.5kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
蝶の舞バトンHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
モルフォン706560907590450りんぷん/いろめがね/ミラクルスキン
アメモース7060621008280454いかく/きんちょうかん
アブリボン6055609570124464みつあつめ/りんぷん/スイートベール

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/ひこう/エスパー/いわ
いまひとつ(1/2)どく/むし/フェアリー
いまひとつ(1/4)くさ/かくとう
こうかなし---

第一世代のむし×どく複合のポケモンで、同複合の中では特殊アタッカー気質が強いステータスを持つ。
攻撃技は一致・サブ共に威力や一貫性の低いものばかりだが、特性いろめがねや積み技ちょうのまいでそれらの難点を補える。
補助技は他にも豊富で、ねむりごなやかなしばりで妨害・起点作りができるほか、
ちょうのまい+バトンタッチ・いろめがね+スキルスワップを両立できる数少ないポケモンであり、サポート役も務められる。

ステータス自体は高水準とはいえず、純粋なちょうのまいエースとしてはやや突破力に欠けるため、上記の特性や補助技に個性を見出だしたい。
特にちょうのまい+バトンタッチを活かす際はアメモースアブリボンがライバルとなるので、タイプの違いのみならずこれらの点で差別化を図りたいところ。

第七世代では天敵ファイアローいたずらごころ持ちの弱体化、役割対象であるフェアリーの増加、Zワザによる突破力の向上など強化点が多い。
一方で相手のZワザや高速スカーフ持ちによる奇襲を受ける危険も増しているため、従来以上にタスキの採用や慎重な運用が望まれる。



特性考察 [編集]

りんぷん
攻撃技の追加効果を防ぎ、ねこだましやほっぺすりすりなどの妨害技に強くなる。
能力低下も防げるため、ちょうのまいやバトンタッチを使う際の安定感が高い。
かたやぶり持ちには貫通されるので注意。
いろめがね
攻撃技の一貫性が上がり、一致技の半減されやすさ・サブウェポンの乏しさをカバーできる。
特にむしのさざめきは無効タイプ無し・みがわり貫通と優秀な性能を持ち、この技で等倍範囲を広く取れるのは心強い。
ちょうのまいやZクリスタルとの相性も良いが、もともと1/4の相手も多いので過信は禁物。
また、ゲンガーギルガルドテッカグヤなどには毒技とあわせても等倍を取れない。
ミラクルスキン
隠れ特性。補助技の命中率が下がり、耐久型やサポート型の相手を起点にしやすくなる。
アンコールやちょうはつなど、みがわりでも防げない妨害技を回避できる可能性があるのは魅力的。
ただし確率は50%と確実性に欠ける。また、かたやぶり持ちの補助技はもちろん、ふきとばしやほえる、あくびといった必中技にも効果が無い。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
むしのさざめき90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。みがわり貫通。
ヘドロばくだん90(135)100毒30%タイプ一致技。性能安定。
サイコキネシス90100特防↓10%対格闘・毒。一致技との相性補完に優れる。
エナジーボール90100特防↓10%対岩・地面。一致技と半減範囲が被る。
ギガドレイン75100HP吸収回復効果付き。ちょうのまいとあわせて。
はかいこうせん15090行動不可ラス1相手や、Zクリスタルとあわせて。
まとわりつく20(30)100拘束ダメタイプ一致技。どくどくとあわせて。
めざめるパワー-60100-相性補完に。炎・地面など。
変化技タイプ命中解説
ちょうのまい-特攻・特防・素早さ補強。抜き性能の向上に。
バトンタッチ-ちょうのまいやみがわりとあわせて。
ねむりごな75催眠技。草やぼうじんには無効。
しびれごな75妨害技。草や電気、ぼうじんには無効。
どくどく必中耐久型対策。自身のタイプにより必中。毒や鋼には無効。
かなしばり100妨害技。みがわりとあわせて。
みがわり-補助技対策や、バトンタッチとあわせて。
はねやすめ-回復技。ちょうのまいとあわせて。
おいかぜ-サポート用。味方の素早さ倍増。
スキルスワップ-サポート用。ダブルで相方を強化。
いかりのこな-サポート用。ダブルで相方を守る。

Zワザ考察 [編集]

Zワザ元にする技威力解説
ぜったいほしょくかいてんざんむしのさざめき175(262)通常攻撃。みがわり貫通不可。
いろめがね・無補正C振り・Cランク+1でH振り霊獣ランドロスを確1、メガボーマンダを中乱1。
アシッドポイズンデリートヘドロばくだん175(262)いろめがね・無補正C振り・Cランク+1で無振りガブリアスを確1。
ウルトラダッシュアタックはかいこうせん200反動無し・必中。
いろめがね・無補正C振り・Cランク+1で無振りドリュウズを確1。
ブルームシャインエクストラソーラービーム190溜め無し。無補正C振りでH振りカバルドンを確1。
マキシマムサイブレイカーサイコキネシス175無補正C振りでH振りメガゲンガーを高乱1。

型考察 [編集]

ちょうのまいアタッカー型 [編集]

特性:いろめがね
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:CS252ベース
持ち物:きあいのタスキ/Zクリスタル
確定技:ちょうのまい
優先技:むしのさざめき/ヘドロばくだん
攻撃技:サイコキネシス/めざめるパワー(炎/地)
補助技:ねむりごな/みがわり/かなしばり/バトンタッチ

味方のサポートやねむりごなで起点を作り、ちょうのまいを積んで攻撃する。
基本的に第五世代から変わらないが、ねむりごなの通りが悪くなっている点には注意。

Sは最速で積めば準速サザンドラ@スカーフや準速カプ・テテフ@スカーフ、最速メガフーディンなどを抜ける。
彼らは無補正C振り・Cランク+1で確1を狙えるので抜いておいて損は無い。

いろめがねにより一致技の一貫性は高いものの、等倍で確1を取るにはCランク+1では足りない。
弱点を突けない相手に対しては複数回積むか、バトンで後続に託すといった工夫が必要。

【ダブル】いろめがねスキルスワップ型 [編集]

特性:いろめがね
性格:おくびょう
努力値:S252 HorC252
持ち物:きあいのタスキ/メンタルハーブ
確定技:おいかぜ/スキルスワップ
選択技:ヘドロばくだん/むしのさざめき/ねむりごな/かなしばり/いかりのこな/まもる

ダブルで強力な攻撃技を持つアタッカーにいろめがねを渡し、おいかぜとあわせて突破力を上げる。
先発に並べて出し、初ターンに相方のまもる+モルフォンのおいかぜ→次ターンにモルフォンのスキルスワップ+相方の攻撃、の流れが理想。
スキルスワップで相方の特性が再発動するため、天候・フィールド始動特性やいかく持ちとの相性が良い。

第七世代ではカプ・テテフ との組み合わせが主流。超火力のエスパー技・相手全体攻撃のマジカルシャインの一貫性を高めて上から制圧する。
サイコフィールドによりねこだましやいたずらごころ+ちょうはつを無効化できるため、安全においかぜを発動でき、上記の流れを決めやすい。
因みにいろめがね+スキルスワップを両立するポケモンのうち、飛行タイプでないのはモルフォンのみ。

禁伝も含めるとカイオーガが定番の並び。いろめがね+スキルスワップのコンボの前では、耐性受けや天候上書きといった対策も通用しない。
ルンパッパナットレイもむしのさざめきで削ってカイオーガのしおふきの圏内に入れることができる。

おいかぜやスキルスワップのほか、いかりのこなやねむりごなも覚える。
自身はこれらの技を先手で使いたいのでSは最速。
相方はスキルスワップを受けたターンに攻撃できるようSを調整する。


対モルフォン [編集]

注意すべき点
高めのCSをちょうのまいで更に補強できる。いろめがねもあるので積まれると受け出しが難しい。
ちょうのまい+バトンタッチやいろめがね+スキルスワップでエースをサポートしたり、
ねむりごなやかなしばりでこちらを妨害したりと、強力な補助技を絡めた戦法に長ける。
対策方法
素の能力は低いため、補助技を多用される前に速攻して落とす。
ルカリオギルガルドならいろめがね込みでも一致技を半減以下にでき、先制技でタスキやちょうのまいも対策可能。
ねこだましやちょうはつでの妨害も有効だが、りんぷんやミラクルスキン持ちもいるので注意。

外部リンク [編集]