ポワルン - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

ポワルン [編集]

No.351 タイプ:ノーマル
特性:てんきや(天候に応じてタイプが変化する)
体重:0.8kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
晴れ炎ATHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ポワルン707070707070420てんきや
キュウコン73767581100100505もらいび/ひでり
メガリザードンY7810478159115100634ひでり
コータス7085140857020470しろいけむり/ひでり/シェルアーマー
雨パ特殊ATHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ポワルン707070707070420てんきや
ルンパッパ8070709010070480すいすい/あめうけざら/マイペース
キングドラ759595959585540すいすい/スナイパー/しめりけ
ゴルダック808278958085500しめりけ/ノーてんき/すいすい
霰パATHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ポワルン707070707070420てんきや
Aサンドパン75100120256565450ゆきがくれ/ゆきかき
ツンベアー9513080708050505ゆきかき/ゆきがくれ/すいすい

タイプノーマル
(通常時)
ほのお
(晴れ)
みず
(雨)
こおり
(霰)
ばつぐん(4倍)------------
ばつぐん(2倍)かくとうみず/じめん/いわでんき/くさほのお/かくとう/いわ/はがね
いまひとつ(1/2)---ほのお/くさ/こおり
/むし/はがね/フェアリー
ほのお/みず/こおり/はがねこおり
いまひとつ(1/4)------------
こうかなしゴースト---------

※特性「てんきや」により、ほのおみずこおりタイプに変化する。


天候によってタイプが変わる専用特性「てんきや」を持つ。
晴れのとき炎、雨のとき水、霰のとき氷タイプに変化する。砂嵐ではノーマルのまま。
ちなみにトレース等で特性をコピーできず、ミイラで上書きもされない。

技範囲は非常に優秀だが、種族値の低さ故どの天候にしてもエースとしては他の優秀なポケモンの劣化気味になる。
天候パエースとして運用するための差別化の必要性については特性考察の項目で詳細を記述するが、
実用に足るレベルの運用は難しいというのが当wikiにおける結論であり、それを前提として頭に入れておくこと。

第七世代からは天候特性持ちが増加したため、構築に幅ができた。
一方でウェザーボールを除いて「ぼうふう」「かみなり」「ソーラービーム」を覚えるノーマルタイプには新たにジジーロンが登場。
あちらは自身が持つ特性の1つ「ノーてんき」によってあまり天候技は使用されない(むしろ天候メタ)と思われるが、
それ以外の特性で使うとなると、素早さが多少上とはいえ特攻・耐久で大幅に負けていることに留意。
(シャドーボール・れいとうビーム・かえんほうしゃなど他の習得技もかなり被っている)。



特性考察 [編集]

てんきや
隠れ特性はなくこれのみ。
一見天候パにおいて有用そうだが、ようりょくそすいすいゆきかき持ちのポケモンなら火力のみならず素早さも強化できるため、
火力も素早さもないポワルンを特殊天候下でエースとして運用する利点はほぼ無い。
複数のポケモンによる天候始動のサポートが必要になる以上、天候パエースにはより高い火力・素早さを両立し出来る限り全抜きを狙う役割が求められる。
どの天候パで運用しても抜き性能で大幅に劣るポワルンには、多少技範囲の違いはあれど優位性はほぼ存在しないのが現状である。
なお、当然だが無天候だと一致技の最大火力がスピードスター(旧世代教え技)止まり。かといって物理にしようにもサブウェポン皆無でとっておきやおんがえしを撃つだけの装置と化し、最悪特性なしのラッタにすら劣る。
どの環境で運用しようと戦略的な採用意義を見出し難いのが実情である。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果晴れ備考
ウェザーボール50/100100-炎タイプ
威力225
水タイプ
威力225
氷タイプ
威力150
砂嵐のとき岩タイプ
威力100
だいもんじ11085火傷10%威力247威力55鋼に有効-
かえんほうしゃ90100火傷10%威力202威力45鋼に有効-
ハイドロポンプ11080-威力55威力247岩・炎に有効-
ねっとう80100火傷30%威力40威力180岩・炎に有効-
ふぶき11070凍り10%竜に有効草に有効必中ダブルでは相手全体攻撃
れいとうビーム90100凍り10%竜に有効草に有効--
こごえるかぜ5595素早↓100%---最速で最速130族抜き
ダブルでは相手全体攻撃
かみなり11070麻痺30%命中50%必中
水に有効
水に有効-
10まんボルト90100麻痺10%水に有効水に有効水に有効-
ソーラービーム120100溜め攻撃溜め無し
水に有効
威力60威力60砂嵐のとき威力60
エナジーボール90100特防↓10%水に有効水に有効水に有効-
ぼうふう11070混乱30%命中50%必中
草に有効
--
シャドーボール80100特防↓20%----
変化技タイプ命中備考
でんじは90サポート用。電気や地面、ひらいしん等には無効。
どくどく90耐久型対策。毒や鋼には無効。
かなしばり100起点作りに。みがわりとあわせて。
みがわり-でんじはやかなしばりとあわせて。
にほんばれ-天候始動に。Zワザ化でSランク+1。あまごい・あられ・すなあらしも同様。
おいかぜ-サポート用。味方の素早さ倍増。最速で最速スカーフ110族抜き。

型考察 [編集]

霰パ型 [編集]

性格:ひかえめorおくびょう
努力値:CS252
持ち物:いのちのたま/こだわりスカーフ/こだわりメガネ/きあいのタスキ/Zクリスタル
確定技:ふぶきorウェザーボール/だいもんじ
攻撃技:ハイドロポンプ/こごえるかぜ/エナジーボール/かみなりor10まんボルト/シャドーボール
補助技:でんじは/あられ/おいかぜ

霰パの天敵である鋼へだいもんじを放てるのがこの型でのポワルンの強み。
ただ、ハッサムメガメタグロスにはバレットパンチで落とされるものの、
カミツルギであればこだわりスカーフを持つことで先制出来る。
相手もこだわりスカーフを持っていることを見越すなら、おいかぜを覚えさせSに244振るとよい。

第七世代では新しくゆきかき持ちの霰パエースが登場したことで、
晴れパ型・雨パ型同様に他の天候エースライバルとは実用性で大きく水を開けられることになった。

火力指数比較(いずれも無補正C振りで換算)
グレイシアのめざ炎(10920)≒ポワルンのかえんほうしゃ(10980)<シルヴァディのかえんほうしゃ(12660)<ポワルンのだいもんじ(13420)
無補正C振りだいもんじでH振りメガハッサムを中乱1。珠で無振りメガルカリオを確1。

晴れパ型 [編集]

性格:ひかえめorおくびょう
努力値:CS252
持ち物:いのちのたま/こだわりスカーフ/こだわりメガネ/きあいのタスキ/Zクリスタル
確定技:だいもんじorウェザーボール
優先技:れいとうビームorふぶき
攻撃技:ソーラービーム/こごえるかぜ/10まんボルト/シャドーボール
補助技:にほんばれ/でんじは/おいかぜ

他の炎ポケモンにはない氷技を放てるのがこの型でのポワルンの強み。
特に晴れパが苦手としやすいドラゴンへ大きな打点を入れられるのが大きい。
特攻種族値が高くないので他の高火力特殊ATのめざ氷とそれほど指数に差がない。
一応めざめるパワーと異なりZワザ化できるが、4倍弱点を狙う場合はややオーバーキルか。

火力指数比較(いずれも無補正C振りで換算)
ポワルンのれいとうビーム(10980)<シャンデラのめざ氷(11820)<メガリザードンYのめざ氷(12660)<ポワルンのふぶき(13420)
無補正C振りれいとうビームで無振りガブリアスを低乱1。

雨パ型 [編集]

性格:ひかえめorおくびょう
努力値:CS252
持ち物:いのちのたま/こだわりスカーフ/こだわりメガネ/きあいのタスキ/Zクリスタル
確定技:ハイドロポンプorウェザーボール/かみなり
攻撃技:ふぶきorれいとうビーム/ぼうふう/こごえるかぜ/だいもんじ/エナジーボール/シャドーボール
補助技:あまごい/でんじは/おいかぜ/どくどく

ポワルンよりも雨パに適している水タイプやすいすい持ちの強力なポケモンはたくさんいるので、ポワルンを雨パに組み込むのはきついものがある。
雨下必中で水へ刺さるかみなりは優秀だがランターンウォッシュロトムギャラドスでも可能。耐性・耐久面では大きく劣る。
彼らはおいかぜを併せて習得することが出来ないが、そもそも彼らは雨パのエースではなく、雨パではすいすいアタッカーが採用される。
その特性のおかげで彼らは雨を降らせるだけで十分な素早さを確保出来るため、大したメリットではない。

だいもんじを覚えるため、一見雨パの天敵であるナットレイに強いように見える。
しかし雨下ではほのお技が半減されてしまう為、威力はルンパッパのきあいだま以下。

第七世代ではぼうふうも習得したが、かみなり・おいかぜ・ぼうふうの3つの技を両立するだけならばカイリュージジーロンもいる。
ただし特殊型カイリュー自体は個体数が少なく、ジジーロンも上記概要の通りの天候メタ型となると組み込んでいる個体は少ないと思われる。
両者とも特殊水技はなみのり止まりであるため、雨下のてんきやによる一致ハイドロポンプで水技の火力は勝っている。


対ポワルン [編集]

注意すべき点
多彩な特殊技を所持しており、天候によってタイプが変わる。
複合天候パや、広い攻撃範囲を活かした運用をされる場合がほとんど。
霰下でのだいもんじ、晴れ下でのれいとうビームやふぶきに注意。
対策方法
素早さも耐久も並程度なため、上から殴れるアタッカーがいれば問題ない。
メインウェポンが通らず、並程度に耐久があるポケモンならサブウェポンの2~3耐えは出来るはず。
どの天候でも天候一致で弱点を突かれなければ、特殊受けで止められる。4倍弱点を突かれなければ心強い。
1つの天候だけで見ればそれぞれの天候専門のアタッカーの方が強く、
彼らの対策が出来ていれば自ずと対策出来るだろう。

外部リンク [編集]