ウツボット - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

ウツボット [編集]

No.071 タイプ:くさ/どく
通常特性:ようりょくそ(天気が「ひざしがつよい」の時、すばやさが2倍になる)
隠れ特性:くいしんぼう(本来、HPが最大HPの1/4以下の時に使用するきのみを、HPが最大HPの半分以下の時に使うようになる)
体重  :15.5kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
草/毒HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ウツボット80105651007070490ようりょくそ/くいしんぼう
フシギバナ80828310010080525しんりょく/ようりょくそ
ラフレシア7580851109050490ようりょくそ/ほうし
ロズレイド60706512510590515しぜんかいふく/どくのトゲ/テクニシャン
モロバレル1148570858030464ほうし/さいせいりょく

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/こおり/ひこう/エスパー
いまひとつ(1/2)みず/でんき/かくとう/フェアリー
いまひとつ(1/4)くさ
こうかなし---

くさ×どく複合タイプの一角で、かなり攻撃的な種族値を持つ。
特筆すべき点はウェザーボールの習得。晴れ下では威力150の炎技となり、習得者では唯一のようりょくそ持ちである。
一致技が通らない鋼にも高威力の炎技で有効打を持てるため止まりづらく、数ある晴れパのエースの中でも特に高い制圧力を持つ。

一方でウェザーボールを活かすためには特殊型で運用する必要があるため、高い攻撃力が役立つことは少ない。
また素の耐久及び素早さは低水準であり、無天候での性能は凡庸と言わざるをえない。
マルノームAベトベトンと同じくくいしんぼう一致ゲップを使えるものの、
種族値の低さをカバーできるほどの戦術的優位性は無く、基本的に晴れパ型以外での運用は稀である。
よって型候補が少ないため戦術が非常に読まれやすく、相手に対策されやすいことも難点の一つである。

第七世代では、サン・ムーンで物理型でのメインウェポンになりうるどくづきを習得、きゅうけつが大幅強化されサブウェポンの幅も広がった。
新規技の習得で物理型の実用性は確実に上がっているが、依然として特殊型の壁を超えるのは難しい。
また、USUMではちからをすいとるを習得したが、耐久力に乏しいため有用性は低いか。



特性考察 [編集]

ようりょくそ
晴れパのエースアタッカーとして。
ウェザーボールの存在により、晴れ下の制圧力はかなり高い。
採用理由にもなり得るため、ウツボットの主流となっている。
くいしんぼう
隠れ特性。天候を考慮しない場合の選択肢。
ゲップと相性がよいが、数値の足りないウツボットを無天候下で運用するのは何かと不安。
そのため、環境ではほとんど見られない。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
リーフストーム130(195)90特攻↓↓高火力だが居座りに向かない。晴れ型以外での撃ち逃げ用。
ソーラービーム120(180)100-晴れ型でのメインウェポン。相手の天候変化に注意。
くさむすび20~120(30~180)100-相手によっては高火力だがメインとして使うには安定性がない。
エナジーボール90(135)100特防↓10%晴れ以外でも安定感のあるメイン技。晴れ型ではやや火力不足。
ギガドレイン75(112)100HP吸収1/2威力は低いが回復効果が魅力。
ヘドロばくだん90(135)100毒30%草技と相性のよいメイン技2。フェアリーにも有効。ヘドロウェーブは覚えない。
ゲップ120(180)90-毒技最高火力。くいしんぼうと相性がよいが、扱いが難しい。
アシッドボム40(60)100特防↓↓100%追加効果は優秀だが、試行回数を稼がないと威力不足。
晴れパ型ならせいちょうとヘドロばくだんで事足りる。
ウェザーボール50→100100-晴れ下で強力なサブウェポン。晴れ状態では実質威力150の炎技に。
また、砂パでの使用で弱点タイプを3つ消去可能。
めざめるパワー-60100-対毒・鋼の地面か対竜の氷。
まとわりつく20100拘束居座るのには厳しい耐久だが、有利な相手をキャッチできればうれしい。
物理技タイプ威力命中効果解説
パワーウィップ120(180)85-物理最大火力。ふいうちとは両立できない。
リーフブレード90(135)100急所ランク+1安定した草技。期待値はタネマシンガンより上。
タネマシンガン25(37)×2-5100-威力は不安定だがきあいのタスキ・がんじょう・みがわりに強い。
どくづき80(120)100毒30%物理毒のメインウェポン。
おんがえし102100-鋼以外には通る。
しぜんのめぐみ-80~100100-オッカやヤチェのみと合わせて。
きゅうけつ80100HP吸収1/2回復効果が優秀だが範囲は微妙。タマゴ技限定でわざマシンでの習得は不可。
はたきおとす65→97100持ち物排除持ち物を持っている相手には高火力。
ふいうち70100優先度+1第4世代教え技。とどめに使える先制技。
変化技タイプ命中備考
ねむりごな75積みの隙を作れるが、草タイプやぼうじんに無効。
しびれごな75晴れ型以外での素早さ確保、妨害用。
アンコール100ようりょくそなら先制で無駄な技を縛って積みの隙を作れる。
リフレクター-サポート用。
にほんばれ-スペースは厳しいが積み技として使えなくもない。
せいちょう-晴れ時には攻撃・特攻を2段階上げる。強力な積み技だが耐久が低く積むタイミングが難しい。
つるぎのまい-非晴れ時でも使える積み技。ふいうちと相性がよい。
こうごうせい-決して打たれ強くはないが、晴れ時にはかなりの回復量が見込める。
みがわり-ピンチ系きのみと合わせて。しびれごなやアンコール、ふいうちとも相性がよい。
いえき100相手の強力な特性を掻き消す。

型考察 [編集]

ようりょくそ特殊アタッカー型 [編集]

特性:ようりょくそ
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:CS252
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/Zクリスタル
確定技:ソーラービームorエナジーボール/ヘドロばくだん/ウェザーボール
優先技:めざめるパワー(氷or地)/せいちょう
選択技:ねむりごな/にほんばれ/アンコール

晴れ下で上昇した素早さから範囲の広い特殊火力で制圧していくエースアタッカー。
コータスキュウコンメガリザードンYら特性ひでりのポケモンとのセット採用が主。
ウェザーボールによる高い炎火力が最大の魅力であり、他のようりょくそ持ち(特にフシギバナ)との差別化にもなるため確定。

残りの1枠は、更なる制圧力を求めてのせいちょうか、止まる相手を減らすためのめざめるパワーが基本。
めざめるパワーは草・毒・炎が半減以下のヒードランエンニュート、毒・竜複合、炎・霊複合に刺さる地面か、環境に多いランドロスボーマンダグライオンガブリアス等に刺さる氷。

汎用物理型 [編集]

特性:ようりょくそ/くいしんぼう
性格:いじっぱり
努力値:HA252 or 素早さHP調整
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/こだわりハチマキ/チイラのみ(くいしんぼう)/しぜんのめぐみ用きのみ
確定技:パワーウィップorリーフブレード/どくづき
選択技:はたきおとすorふいうち(第4世代限定)/おんがえし/しぜんのめぐみ/タネマシンガン/きゅうけつ
変化技:つるぎのまい/ねむりごな/アンコール/みがわり/にほんばれ

特定の天候で運用することにこだわらない物理型。
サン・ムーンでどくづきを習得したため、物理型でもフェアリーに強くなった。

アンコールで相手を縛った隙につるぎのまいを積んだり、くいしんぼうでみがわり2回でチイラのみ発動などができる。
ふいうちはウツボット唯一の先制技だが、通常レートでは使用不可であることに加え、パワーウィップと両立不可。

  • しぜんのめぐみを覚えさせる場合のきのみ候補
    クラボのみ ほのお 80
    オッカのみ ほのお 80
    ヤチェのみ こおり 80

対ウツボット [編集]

注意すべき点
攻撃・特攻の両方とも高いようりょくそアタッカー。
ウェザーボールが晴れ下では威力150の炎技となり、鋼タイプでの受け出しが効かず止まりづらい。
一致技も高火力なものが揃っており、せいちょうを積まれると全抜きを許すこともある。
対策方法
晴らさせないことがなにより大切。中速低耐久なため無天候状態での対処は難しくない。
ゆきふらしあめふらしすなおこし持ちの後出しが対処の基本。
特にバンギラスを後出しすれば砂嵐による耐久上昇もあり、簡単に流すことができる。ただし特化Zソーラービームを耐えるにはH振りだとメガシンカしている必要がある。
ユキノオーには毒技、ニョロトノには草技がどちらも上から通ることに注意。H振りペリッパーは無補正Zヘドロばくだん、アローラキュウコンは特化Zソーラービーム以上の火力で確1。特化ヘドロばくだんでも高乱1。
また耐久が低いため無振りだとA特化カイリューのしんそくが高乱数2発。先制技でもある程度対処可能と言える。
アーゴヨンアローラガラガラの後出しも安定しやすい。ただしせいちょう→Zは耐久に振らないと厳しい。

外部リンク [編集]