エレキブル - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

エレキブル [編集]

No.466 タイプ:でんき
通常特性:でんきエンジン(受けた電気タイプの技を無効化し、素早さが1段階上がる)
隠れ特性:やるき(眠り状態にならない)
体重  :138.6kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
物理電気HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
エレキブル7512367958595540でんきエンジン/やるき
レントラー8012079957970523とうそうしん/いかく/こんじょう
ゼブライカ75100638063116497でんきエンジン/ひらいしん/そうしょく
カプ・コケコ70115859575130570エレキメイカー

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)じめん
いまひとつ(1/2)でんき/ひこう/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

特性「でんきエンジン」の場合、でんき無効


でんきタイプの物理アタッカー。
禁止伝説を除き電気タイプでは最も高い攻撃種族値を誇る。
じしん・けたぐり・三色パンチなどサブウェポン候補も豊富で広範囲に攻撃できる。とくに地面技・氷技を覚えるでんきタイプはどちらも数が限られる。
ただし、物理でんきアタッカーの宿命として、メインウェポンはワイルドボルトに依拠せざるを得ないのが辛い。
反動で耐久が削られるため数値以上に脆く、素早さも100族に届かないため先手を取られることも多い。
積み技の乏しさからも抜き性能は低めなので、多彩なサブウェポンを活かし役割重視での運用が望ましいだろう。

特性「でんきエンジン」およびじしんにより、浮いてないでんきを狩れるでんきタイプである。
環境には地面無効の電気タイプが使われることが多く、汎用的な電気受けとしての役割は難しい。

手持ちにでんき技を誘いやすいポケモンが居ると特性を発動させやすくなる。
特に初登場となる第四世代ではギャラドスとの相性補完を買われ組まれることも多かったが、
低耐久ゆえでんき技以外への受け出しは望ましくなく、サイクル導入にはひと工夫必要になる。

第七世代ではZワザと相性が良く、ワイルドボルトを反動無しで撃てたりサブウェポンを強化できたりと攻撃性能が上がった。
一方で新登場のカプ・コケコは素早さが高く、エレキメイカーにより高火力と催眠技耐性を持つため強力なライバルとなる。
タイプや技で差別化できるが、「やるき」で運用する際は意識したい。



特性考察 [編集]

でんきエンジン
電気技読みで後出しでき、素早さも補える。
発動すれば準速でも130族やメガライボルトを抜け、上からじしんで叩ける。
トレースされると電気技が通らなくなるので注意。
かたやぶりで貫通されるのも忘れずに。
やるき
隠れ特性。催眠技に後出しできる。あくびによる起点作りも阻止できるため、サポート型の相手への妨害にもなる。
ねむりごな持ちの草・虫にはほのおのパンチ、さいみんじゅつ持ちのゲンガーにはじしんで弱点を突ける。
しかし、メジャーな草であるメガフシギバナは実質炎等倍、キノガッサは高威力物理先制技持ち。
ゲンガーもおにびたたりめ型の場合突破を許すため、いずれも有利とはいい難い。
あくび持ち最メジャーのカバルドンも相性不利であるため、噛合が悪い。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ワイルドボルト90(135)100反動1/4タイプ一致技。威力は高いが反動が痛い。
かみなりパンチ75(112)100麻痺10%タイプ一致技。威力は低いが反動は無い。
じしん100100-でんき。差別化にも実用面でも有用。
れいとうパンチ75100凍り10%くさじめんドラゴン。電気技との相性補完に優れる。
ほのおのパンチ75100火傷10%くさ。鋼にはかえんほうしゃの方が通りやすい。
いわなだれ7590怯み30%スカーフやでんきエンジンとあわせれば怯みを狙える。
クロスチョップ10080急所ランク+1地面技と範囲が被る。けたぐりの方が通りやすい。
けたぐり20~120100-威力不安定。100.1kg以上ならクロスチョップ以上。
きあいパンチ150100優先度-3交代読みや、みがわり・Zクリスタルとあわせて。
ローキック65100素早↓100%追加効果が優秀。がんせきふうじ・じならしより高威力。
フェイント30100優先度+2タスキ潰しに。他の先制技より速い。
特殊技タイプ威力命中効果解説
ボルトチェンジ70(105)100自分交代タイプ一致技。攻撃しつつ撤退。
かえんほうしゃ90100火傷10%くさはがねモジャンボてつのトゲを持つナットレイに。
変化技タイプ命中解説
でんじは90妨害技。でんきは呼びにくいが、じめんひらいしん等に注意。
どくどく90耐久型対策。どくはがねは呼びにくい。
ちょうはつ100補助技対策。耐久型に。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特殊耐久を強化。

型考察 [編集]

アタッカー基本型 [編集]

特性:でんきエンジン(推奨)/やるき
性格:いじっぱり/ようき/せっかち/さみしがり
努力値:A252 S252or調整 残りH
持ち物:きあいのタスキ/デンキZ/たつじんのおび/シュカのみ/ふうせん
確定技:れいとうパンチ/じしん
優先技:ワイルドボルトorかみなりパンチ
物理技:クロスチョップorけたぐり/いわなだれ/ほのおのパンチ/フェイントorでんこうせっか
特殊技:ボルトチェンジ/かえんほうしゃ
変化技:ちょうはつ/でんじは

じしんと特性でんきエンジンのお蔭で対電気性能に優れるアタッカー。
電気技読みの後出しが決まれば特性発動でSが上昇するため、上手く立ち回れば爆発力も得られる。
補完に優れた氷・地のサブウェポンを軸に広範囲に弱点を突いて仕留めていく。
一致技は威力や反動に難があり等倍で押せるほどの火力もないため、必ずしも必須ではない。

火力・耐久・素早さ全てがあと一歩といった能力値なので持ち物で行動回数確保や威力補強を狙いたい。
ワイルドボルトは反動技であるため、きあいのタスキをもたせる場合はかみなりパンチで代用するのも良い。

両刀にする場合はむじゃきではなくせっかちorさみしがり推奨。
特防はそこそこあるため削るのは惜しく、物理技は元々タスキがないと耐えられない程度なのでB下降の影響を感じづらい。

サイクル導入型 [編集]

特性:でんきエンジン
性格:いじっぱり
努力値:H252or調整 S調整 残りAC
持ち物:とつげきチョッキ/こだわりハチマキ/デンキZ
確定技:ワイルドボルトorボルトチェンジ/じしん/れいとうパンチ
選択技:かえんほうしゃorほのおのパンチ/クロスチョップorけたぐり/いわなだれ/フェイントorでんこうせっか/ちょうはつ/でんじは

耐久に努力値を割いてとつげきチョッキや火力補強の持ち物をもたせ、特殊電に後出ししサイクルを回す構成。
基本型同様、電気単タイプへの有効打となるじしんと、霊獣ボルトロス等の浮いている電気への有効打となるれいとうパンチは確定技。
後出し時に電気技を受けることで多少の素早さ調整をすれば最速化身ボルトロスライコウなども抜けるようになる。


対エレキブル [編集]

注意すべき点
特性でんきエンジンとじしんにより、同じでんきタイプに強い。
電気タイプ屈指の物理火力を持ち、サブウェポンも豊富。先制技、ちょうはつ等も厄介。
対策方法
ガブリアス等での速攻が手っ取り早い。物理受けゴーストでおにびを入れるのも良い。
かくとうエスパーフェアリーも弱点を突かれにくいので後出ししやすい。

エレブー [編集]

No.125 タイプ:でんき
通常特性:せいでんき(接触技を受けると30%の確率で相手をまひ状態にさせる)
隠れ特性:やるき(眠り状態にならない)
体重:30.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
進化前後HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値備考
エレブー6583579585105490
(95)(137)(580)しんかのきせき無振り
エレキブル7512367958595540

エレキブルと比べSが10高い。エレキブルが先手を取れないS100族やガブリアスを抜けることが大きな利点。
しんかのきせき対応により、耐久力が補強できる点もメリットと言える。

一方で火力はA83・C95と並程度で、一致技もエレキブル同様命中不安のかみなりを除けば90止まりと威力が低い。
エレキブルが覚える有用なサブウェポンが習得できないことも有り、攻撃面の能力では数段劣る。
C95S105以上でサブウェポンにも恵まれた電気タイプは他にも多数存在するため、速攻の電気タイプとしてあえてエレブーを採用する強みは乏しい。

しんかのきせき適用で運用する手もあるが、元のBが低いためアタッカーの不一致じしんなどを耐えるにはある程度努力値を割く必要がある。
そうすると今度は必要火力や最大の利点である素早さを削ることになってしまい本末転倒。
速攻アタッカーとしても重火力アタッカーとしても中途半端であり、どちらで育成しても差別化に苦しむことになる。
特に第7世代で登場したカプ・コケコはより高い火力と素早さ・広い技範囲を両立するうえ、エレキフィールドにより催眠技も無効。
差別化できる技がピンポイント気味なこともあって汎用性では大きく劣り、基本的には劣化と言わざるをえない。

エレキブルが覚えてエレブーは覚えられない技
じしん/じならし/いわなだれ/がんせきふうじ/かえんほうしゃ/ちょうはつ 等
エレキブルと違いほのおのパンチがレベル技に無く、タマゴ技か過去作教え技限定なので注意。

特性考察 [編集]

せいでんき
防御の低さから物理攻撃を誘いやすいが、最も撃たれやすいじしんは非接触なので発動機会は少ない。
やるき
隠れ特性。ねむりごなやさいみんじゅつ等の催眠技に強くなるが、それらを持つくさむしタイプやゲンガー等への有効打に乏しい。
他のでんきタイプとの差別化を考えるとこちらだが、フィールド効果で催眠無効のカプ・コケコの存在が気にかかる。
また唯一の回復技である「ねむる」が使えなくなるなどデメリットも存在する。

型考察 [編集]

しんかのきせき重火力型 [編集]

性格:ひかえめorおだやか
努力値:H252 CorD252
持ち物:しんかのきせき
確定技:10まんボルト
特殊技:ボルトチェンジ/めざめるパワー(氷/草)/きあいだま/サイコキネシス/シグナルビーム
物理技:クロスチョップorけたぐり/ローキック/ほのおのパンチ/れいとうパンチ/カウンター
補助技:でんじは/どくどく/ひかりのかべ/ねむる/ねごと

電気単タイプには珍しい耐久と、高めの素早さを両立できる。
耐久のある電気のライバルとしては、ランターンデンリュウライコウなどがライバルに挙がるか。
HCやCD振りであまりSに振らずとも105族なのでシャワーズミロカロスなど役割を持ちたい水は抜ける。

耐久に振ることでA特化メガボーマンダの不一致じしん程度なら耐えることができる。
しかし一致じしんクラスになるとH振りだけでは耐えることは出来ず、火力がないこともあってガブリアスなどの相手をすることは出来ない。
対メガボーマンダもこちらのめざめるパワー氷が確定2発なため、りゅうのまい→はねやすめ→じしんでHPを半分以上残したまま突破される。

唯一有用な差別化になりそうなきあいだまはナットレイに対して有効。無補正C振りでH振りナットレイを確2。
ただし命中率が低く、D特化やたべのこし・やどりぎのタネ等を考慮すると厳しい。
加えて現環境ではフェアリーの増加で格闘技の需要が下がっており、より高火力なボルトロスのほうがうまく扱える。

Dに厚くしたところで役割対象の水・飛行タイプは逃げてしまい、火力がないため交代先に負荷がかからないのが現実。
強く呼ぶ物理地面で簡単に落ちることも有り、あまりしんかのきせきを活かせているとはいい難い。

速攻アタッカー型 [編集]

性格:おくびょう/せっかち/むじゃき
努力値:CS252
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/しんかのきせき/シュカのみ
確定技:10まんボルト/きあいだま
特殊技:ボルトチェンジ/めざめるパワー(氷/草)/サイコキネシス/シグナルビーム
物理技:クロスチョップorけたぐり/ローキック/フェイントorでんこうせっか/ほのおのパンチ/カウンター
補助技:でんじは/ひかりのかべ/どくどく/みがわり

ガブリアスまでのドラゴンを抜けることを活かしたアタッカー。
ただし特攻・素早さだけを見るとカプ・コケコはおろか、ライコウサンダースにすら劣る。
しんかのきせきで耐久は上がるが、耐久無振りだとメジャーどころからの確定数はライコウとさほど変化はない。
差別化にはきあいだまなどの格闘打点やほのおのパンチが重要か。

無補正C振り@珠のめざめるパワー氷では無振りガブリアスが低乱1にしかならない。
H4メガボーマンダへは約7割の乱数だが、現環境では耐久調整されている型が多くそれらにははねやすめで起点化される。

いのちのたま(or各種強化アイテム)を持たせるなら10まんボルトで構わないが、
それ以外を持たせる場合には確定数に差が出るかみなりも候補に入る。

+  過去世代での議論

対エレブー [編集]

注意すべき点
エレキブルより素早く、しんかのきせきにより耐久も高い。
サイコキネシスやカウンターなど、他の特殊電気アタッカーには無いサブウェポンも豊富。
対策方法
すなかきドリュウズやスカーフガブリアスの一致じしん。H振り@奇石程度なら確1にできる。
電気無効でサブでも弱点を突かれにくいランターンバクーダトリトドンなども有利。

外部リンク [編集]