バクーダ - ポケモン育成考察Wiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

バクーダ [編集]

No.323 タイプ:ほのお/じめん
通常特性:マグマのよろい(こおり状態にならない)※ドンメルのとき「どんかん」
     ハードロック(効果抜群の技のダメージが3/4になる)※ドンメルのとき「たんじゅん」
隠れ特性:いかりのつぼ(攻撃技を急所に受けた時、こうげきが最高ランクまで上がる。)※ドンメルのとき「マイペース」
体重  :220.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)

・メガバクーダ
タイプ:ほのお/じめん
特性 :ちからずく(一部の技の追加効果がなくなる代わりに威力が1.3倍になる)
体重 :320.5kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
能力比HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
バクーダ70100701057540460マグマのよろい/ハードロック/いかりのつぼ
メガバクーダ7012010014510520560ちからずく

ばつぐん(4倍)みず
ばつぐん(2倍)じめん
いまひとつ(1/2)ほのお/どく/むし/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/4)---
こうかなしでんき

特性ハードロックの場合、みず3倍、じめん1.5倍


第3世代出身のほのお×じめん複合タイプのポケモン。
攻守ともに優秀な組み合わせで、ほのお技の通らないいわほのおにはじめん技で、じめんの通らないくさむしにはほのお技で弱点を突け、耐性も非常によく噛み合っている。
とりわけ、くさこおりが等倍のじめんは珍しく、でんき受けとしては十分な素質がある。
4倍弱点のみずはサブウェポンとしてはマイナーなので、役割破壊を食らいにくく、得手不得手がわかりやすい。

優秀なタイプの反面種族値に恵まれなかったが、第6世代より獲得したメガシンカによりある程度改善された。
ちからずくにより火力アイテム所持相当のパワーを出せ、底上げされた耐久によりある程度ではあるがサイクル参加も見込める。
下がった素早さもトリックルームアタッカーとしてはむしろメリットであり、ダブルバトルを中心にエース運用されやすい。

第7世代では環境の変化により苦手だったウォッシュロトムマリルリなどの水タイプが減少。
新環境トップメタの一角であるカプ・コケコに強いこともあって、以前より明確な役割を持ちやすい環境になっている。
またテッカグヤカプ・ブルルなど新登場のポケモンとのタイプ相性も良く、新たな戦術が模索できる。



形態考察 [編集]

通常バクーダ [編集]

耐久は並程度だが特性ハードロックで弱点技を軽減できる。
一致じしんは厳しいものの、不一致ならA特化メガバンギラスのじしんまで耐えられる。
有利な相手には極端に強い耐性を持つため、サイクル戦で能力を発揮するポケモン。
だがいかんせん数値が低く、火力・耐久ともメガシンカ型に劣るため通常型での運用メリットは薄い。

マグマのよろい
氷による機能停止を防げるが、れいとうビーム等の追加効果発生率は10%と低く発動機会に乏しい。
因みにフレアドライブ、もえつきる等の自力で氷を解除する技は覚えない。
ハードロック
基本的にはこちら。とはいえ弱点を突かれる相手への居座り・後出しは推奨されない。
メガシンカすれば防御・特防が上がるため、弱点技に対してもほぼ同等の耐久を得られる。
当然、かたやぶりで無力化されるため注意。
いかりのつぼ
隠れ特性。発動時の火力はメガバクーダを大幅に上回るものの、有用な物理炎技を覚えないので活かしにくい。
ダブルで確定急所コンボを用いるにしても、同じ地面タイプで火力・素早さに優れるワルビアルが壁となる。

メガバクーダ [編集]

メガシンカすると火力・耐久とも大幅に上昇し、特性ちからずくによりアタッカー性能が高まる。
特攻はゲンシグラードンを除き地面タイプ最高値となり、特性もあわせて地面タイプ屈指の特殊アタッカーとなる。
素早さが下がるためトリパのエースとしても活躍が期待できる。

ちからずく
メインウェポン・サブウェポンとも適用技が多く、サイクル戦でより高い負荷をかけることができる。
メガシンカ前の特性について
理論上は受け出しの際に弱点ダメージを軽減できるハードロック一択。
とはいえ、弱点技に受けだす事自体控えるべきなうえ、低い数値を補うためにすぐメガシンカするので実際はどれでもあまり変わりはない。
トレース対策を考えるならいかりのつぼを選択。トレース持ちは全て特殊アタッカーなので攻撃上昇は痛くない。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力ちからずく命中効果解説
だいもんじ110(165)21485火傷10%タイプ一致技。高威力・命中不安。ちからずく対象技。
かえんほうしゃ90(135)175100火傷10%タイプ一致技。中威力・命中安定。ちからずく対象技。
ねっぷう95(142)18590火傷10%タイプ一致技。中威力・命中不安。ちからずく対象技。
ダブルでは相手全体攻撃。
ふんえん80(120)156100火傷30%タイプ一致技。火傷率が高い。メガシンカ型ではかえんほうしゃの下位互換になるため不要。
ダブルでは周囲全体攻撃。
オーバーヒート130(195)-90特攻↓↓タイプ一致技。通常バクーダではだいもんじよりも威力が高い。
ちからずく対象技ではない。
ふんか1~150(1~225)-100-タイプ一致技。最大威力は一番。味方のトリックルームとあわせて。
ダブルでは相手全体攻撃。
だいちのちから90(135)175100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。ちからずく対象技。
げんしのちから6078100全能力↑10%リザードンウルガモスに。ちからずく対象技。
ソーラービーム120-100溜め攻撃対水・地面。晴れパやZクリスタルと合わせて。ちからずく対象技ではない。一応弱点対策にはなる。
めざめるパワー-60-100-相性補完に。電気・氷など。
物理技タイプ威力ちからずく命中効果解説
じしん100(150)-100-タイプ一致技。性能安定。ダブルでは周囲全体攻撃。
じわれ--30一撃必殺有効打の無い相手に。飛行やふゆう、がんじょうには無効。
ニトロチャージ50(75)97100素早↑100%タイプ一致技。唯一の物理炎技。ちからずく対象技。
通常バクーダ向き。無補正無振りで無振り70族と同速。
ストーンエッジ100-80急所ランク+1対虫・飛行。地面定番のサブウェポン。
いわなだれ759790怯み30%ちからずくならストーンエッジに近い威力を出せる。
ダブルでは相手全体攻撃。
だいばくはつ250-100自分瀕死大ダメージを与えつつ退場。使うタイミングはシビア。
変化技タイプ命中備考
ロックカット-素早さ強化。通常バクーダ向き。最速で最速130族・スカーフ70族、準速で最速115族抜き。
せいちょう-攻撃・特攻を補強。晴れ下なら効果倍増。
おにび85物理アタッカー対策。炎は呼びにくいが、こんじょうやミストフィールドには注意。
あくび-流し技。起点作りや、ステルスロックとあわせて。
ステルスロック-サポート用。交代読みや、あくびとあわせて。

型考察 [編集]

メガバクーダ [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

特性:ハードロック/いかりのつぼ→ちからずく
性格:ひかえめ/れいせい(トリパ)
持ち物:バクーダナイト
努力値:H252 C252orBD調整 残りC
確定技:だいもんじ/だいちのちから
攻撃技:めざめるパワー(氷)/げんしのちからorいわなだれ/かえんほうしゃ/じわれ
補助技:おにび/ステルスロック/あくび

対電気性能を活かして電気タイプに受け出しし、ちからずく補正による高火力技で負荷をかける型。
サイクル戦は勿論トリルエースでの運用も強い。トリル下なら先制しやすくなるためバクーダの消耗を抑えやすいこともメリット。

C特化だいちのちからでH振りギルガルド(シールド)を確1、だいもんじでH振りポリゴン2@輝石を確2。
半減だいもんじでもメガシンカ前のH4振りボーマンダの受け出しに50.8%~59.6%のダメージを与える。

めざめるパワー氷は炎技読みで出てくる氷4倍ドラゴンに交代読みで撃てればHDメガボーマンダ以外は確1が取れる。
げんしのちからは地面耐性を持つポケモンに一貫しやすく無振りメガリザードンYを確1、H振りギャラドスを確2。
地面半減+特性で炎半減のオニシズクモにもH振り程度なら高乱2が取れる。いわなだれはウルガモスピンポイント。

高火力一致技ばかりに目が行くが補助技も交代戦で使いやすい技が揃っている。
ただしあくびは役割対象のカプ・コケコのエレキフィールドで無効化されるため注意。
カプ・レヒレのミストフィールドではおにびも無効。こちらも後出しされやすいので要警戒。

HPは全振りすると177(16n+1)で定数ダメージが大きくなるため、意識するなら236振り(8n-1)がおすすめ。
H236振りだけでもA特化メガボーマンダのすてみタックルを確定耐えできるため、必要最低限の耐久は維持できる。
特攻も全振りせずとも仮想敵へのダメージは充分なため、調整してBDに多く回すのも一考。

+  折りたたみ