メガヤンマ - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

メガヤンマ [編集]

No.469 タイプ:むし/ひこう
通常特性:かそく(毎ターン素早さが1段階上がる)
     いろめがね(相手に半減される技のダメージが2倍になる)
隠れ特性:おみとおし(自分が場に出た時、相手の持ち物がわかる)
体重  :51.5kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
かそくHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
メガヤンマ8676861165695515かそく/いろめがね/おみとおし
バシャーモ80120701107080530もうか/かそく
テッカニン6190455050160456かそく/すりぬけ
サメハダー7012040954095460さめはだ/かそく
ペンドラー60100895569112485どくのトゲ/むしのしらせ/かそく
いろめがね/虫HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
メガヤンマ8676861165695515かそく/いろめがね/おみとおし
バタフリー604550908070395ふくがん/いろめがね
モルフォン706560907590450りんぷん/いろめがね/ミラクルスキン
ガーメイル709450945066424むしのしらせ/いろめがね

ばつぐん(4倍)いわ
ばつぐん(2倍)ほのお/でんき/こおり/ひこう
いまひとつ(1/2)むし
いまひとつ(1/4)くさ/かくとう
こうかなしじめん

4世代出身の「むし×ひこう」複合タイプ。
同複合の中ではメガシンカを除き最も合計種族値が高く、微妙な素早さをカバーする「かそく」or一致技の通りの悪さを改善する「いろめがね」と特性も優秀である。
特殊アタッカーとして扱いやすく、サブウェポンの選択肢もそれなりに豊富。
もっとも、同族のご多分に漏れず耐性劣悪・一致技貧弱であり、ちょうのまいのような積み技も扱えないため突破力はいまひとつ。
高いスペックを持つものの、明確に構築の軸に据えるのは難しいポケモンである。

耐久は物理面はまずまず良いが、特殊面はかなり脆く役割破壊されやすい。
Sも95と中速激戦区。サイクル戦に向かない耐性である以上、いかに相手の上を取れるかどうかが戦略の鍵となる。

7世代ではファイアローが弱体化し、麻痺の素早さ低下が1/2になったのが「かそく」型にとっては追い風。
一方で、「かそく」1回では抜けない95族以上のスカーフ持ちの増加は向かい風。

さいみんじゅつはヤンヤンマ時のレベル技のみなので、覚えさせる場合は注意。



特性考察 [編集]

かそく
元の素早さが100を下回っているため、基本的にこの特性を推奨。準速でも1回で最速145族を抜ける。
性格補正を特攻に回せる一方、ファイアロールガルガン(まひるのすがた)を始め先制技で弱点を突かれるポケモンに注意が必要。
バトンタッチがないので、バシャーモテッカニンペンドラーのようにサポートを兼用することはできない。
また、カプ・テテフなどでサイコフィールドを展開しても、自身が飛行タイプなので先制技無効の恩恵を受けられない。
構築上の落とし穴となりがちなので注意。
いろめがね
むしのさざめきとエアスラッシュだけで特性ぼうおんのトリデプス以外に等倍以上を取れる。
同タイプ同特性のガーメイルバタフリーには種族値で勝っているので特に差別化を意識する必要はない。
一方で特性の効果を考えるとサイクル戦に持ち込みたくなるが、劣悪なタイプ耐性によりサイクル戦適性は高いとはいえない。
有利な相手への死に出しやこだわりアイテム持ちの地面技への後出し、かそく型への偽装など円滑な運用には工夫が必要と言える。
おみとおし
隠れ特性。相手の型をある程度予想できるが、場に出た時点でこちらの特性も表示されてしまう。
こちらがスカーフ持ちの場合、特性の発動順で見抜かれる恐れもあるので注意。
トリックやはたきおとすは覚えない。とんぼがえりで偵察しつつ撤退できるものの、より素早いオンバーンの方が適任。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
むしのさざめき90(135)100特防↓10%タイプ一致技。みがわり貫通。
エアスラッシュ75(112)95怯み30%タイプ一致技。かそくやスカーフとあわせれば怯みを狙える。
サイコキネシス90100特防↓10%対毒。虫技との相性補完に優れるが、鋼には半減。
シャドーボール80100特防↓20%対ゴースト。鋼にも等倍。
ギガドレイン75100HP吸収対岩。虫技と半減範囲が被る。
ソーラービーム120100溜め攻撃晴れやZクリスタルとあわせて。
げんしのちから60100全能力↑10%対炎・飛行。4倍ピンポイント。
めざめるパワー-60100-相性補完に。対鋼の炎・地面、4倍狙いで電気・氷など。
とんぼがえり70(105)100自分交代タイプ一致技。攻撃しつつ撤退。
おみとおしやスカーフと相性が良いが、かそくとは相性が悪い。
フェイント30100優先度+2タスキ潰しに。他の先制技より速い。
変化技タイプ命中解説
さいみんじゅつ60起点作りに。おみとおしでラムのみ・カゴのみを見抜ける。
ふきとばし-積み技対策。起点化回避に。
おいかぜ-サポート用。味方の素早さ倍増。
まもる-かそくのターン稼ぎに。Zワザに注意。
みがわり-補助技対策や、かそくのターン稼ぎに。

Zワザ考察 [編集]

Zワザ元にする技威力解説
ぜったいほしょくかいてんざんむしのさざめき175(262)通常攻撃。みがわり貫通不可だが、ぼうおんにも有効。
C特化でH振りクレセリアを確1。
いろめがねならC特化でH4メガボーマンダを75%の乱1。
ファイナルダイブクラッシュエアスラッシュ140(210)無補正C振りでH振りメガフシギバナを確1。
いろめがねの場合C特化で無振りカプ・コケコを確1。
ブルームシャインエクストラソーラービーム190溜め無し。悪天候でも威力低下無し。
C特化でH振りカプ・レヒレを確1。
マキシマムサイブレイカーサイコキネシス175C特化で無振りウツロイドを低乱1。
むげんあんやへのいざないシャドーボール160C特化でH116振りまでのメガメタグロスを確1。
H振りギルガルド(シールド)には確定耐えされるのでじゃくてんほけんに注意。
ワールズエンドフォールげんしのちから120C特化で無振りメガリザードンX・Y、Dランク+1のウルガモスが確1。

型考察 [編集]

かそく型 [編集]

特性:かそく
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:C252 S252or調整 残り耐久
持ち物:Zクリスタル/きあいのタスキ/いのちのたま
確定技:エアスラッシュ
攻撃技:むしのさざめき/シャドーボール/めざめるパワー(炎or氷or地)/サイコキネシス/ギガドレイン/ソーラービーム/げんしのちから/とんぼがえり/フェイント
補助技:まもるorみきり/みがわり/さいみんじゅつ

かそくによる高い素早さと多様な攻撃タイプで弱点を突くアタッカー。特にめざめるパワーとげんしのちからによる4倍弱点持ちの相手が得意。
はがねタイプに半減されてしまう技が多いため、シャドーボールか対処できる仲間を控えさせておきたい。

準速+かそく1回でS実値220になり最速145族・スカーフ80族まで抜ける。
準速スカーフカプ・テテフとは同速。最速スカーフガブリアスはかそく2回が必要。
火力が不足気味なので基本的にC補正の性格を推奨。
S補正ならかそく1回で最速フェローチェを抜けるが
150族もぼうおんマルマインメガプテラには一致技が通らないので抜く意義は薄い。
一応、無振りメガフーディンは無補正C振りむしのさざめきで確1にできる。

現環境ではスカーフ持ちの多いガブリアス・Sで上回る上にりゅうのまいを多用するメガボーマンダがやや苦手。
前者はスカーフ持ちではかそく1回では抜けず、耐久無振りでもめざめるパワー氷では低乱1。
後者はこちらのまもる読みでりゅうのまい(AS↑)を積まれてしまうと抜く事ができなくなってしまい、H116振り以上でめざめるパワー氷を確定耐えされる。
対処するには前もってかそくを発動しておくか、きあいのタスキが欲しい。

一致技を1つだけにする場合、むしのさざめきよりも通りがよく最悪ゴリ押しも狙えるエアスラッシュを推奨。
或いは、まもるorみきりを切ってフルアタにする戦法も有効。相手の意表を突くことができる。

いろめがね型 [編集]

特性:いろめがね
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:CS252
持ち物:こだわりメガネ/Zクリスタル/いのちのたま/こだわりスカーフ
確定技:むしのさざめき/エアスラッシュ
優先技:シャドーボール
選択技:めざめるパワー(炎or氷or地) /とんぼがえり/ギガドレイン/げんしのちから/サイコキネシス

いろめがねによるメインウェポンの一貫性の高さを利用した型。
半減されがちな虫・飛行だけでも広く等倍以上が狙えることが強み。
こだわりアイテムとの相性が良く、メガネを持てば交代先により大きな負荷をかけられ、スカーフを持てば終盤に掃除役となれる。スカーフはエアスラッシュとも相性が良い。

相手はかそく型だと思ってまもる読みの交代をすることが多いため、交代先に大きな負荷を与えられる。
撃ち合いができるような耐性ではないため、Hには振らずCS振りで中低速ポケモンの上を取ることに重点を置く。
準速なら最速ギャラドス抜き、最速ならカプ・テテフと同速。
80族から95族付近の中高速ポケモンはスカーフの所持率が高いため、最速にするメリットはやや薄いか。

一致技だけでかなりの範囲が確保できるため、残りの技はピンポイント気味。パーティの呼ぶ相手に合わせて選択すると良い。
一貫性が高くギルガルドなど鋼複合に通りやすいシャドーボールは特に使いやすい。

C特化+こだわりメガネの火力目安
エアスラッシュでH252ナットレイ高乱2(80.9%) H252テッカグヤ高乱2(82%) H252メガクチート・同ヒートロトム確2 H252ギルガルド確3
むしのさざめきでH252ランドロス・同メガハッサム・同カプ・レヒレ・D特化グライオン確2 無振りカプ・コケコ確1 
シャドーボールでH252ギルガルド確2 H4ミミッキュ確1(事前にばけのかわを剥ぐ必要あり)

対メガヤンマ [編集]

注意すべき点
特性「かそく」により、すばやさの高い相手を抜き去る。
初手まもる読みでみがわりを張っても、むしのさざめきに貫通される。
エアスラッシュのひるみで強引に突破される恐れも。
対策方法
先制技、特にはやてのつばさファイアローのブレイブバードや、ルガルガン(まひるのすがた)のアクセルロック。
火力を上げる積み技は無く、一致技は鋼タイプなら両方半減。耐久も並程度で弱点も突きやすい。
岩が4倍なので、ステルスロックで半分削れる。がんせきふうじも大ダメージを与えつつかそくを相殺できる。

外部リンク [編集]