フォレトス - ポケモン対戦考察まとめWiki｜第七世代（サン・ムーン＆ウルトラサン・ウルトラムーン）

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フォレトス [編集]

No.205 タイプ：むし/はがね
通常特性：がんじょう（一撃必殺技を受けない・HP満タン時に攻撃技でひんしになるダメージを受けても必ずHPが1残る） 
隠れ特性：ぼうじん（天候によるダメージを受けない・粉系の技と特性「ほうし」を無効化）
体重　　：125.8kg（けたぐり・くさむすびの威力100）

※アイアントは方向性が違うので割愛

弱点がほのおのみの「むし×はがね」複合タイプで、最も物理耐久が高い。
三種の設置技を全て覚え、特性「がんじょう」により確実に設置できる。だいばくはつやボルトチェンジでの退場も可能。
ハッサムやシュバルゴのような火力はないものの、優秀な特性と豊富な技によるサポートに秀でているポケモン。

第7世代においての大きな変更点は特に無いが、フェアリータイプの増加はやや追い風と言えるか。
ただしがんじょうがあるといえど特殊耐久は高くないため、カプ・テテフ・カプ・レヒレといった特殊アタッカーを受けるのは少々厳しい。

特性考察 [編集]

がんじょう

物理耐久はもともと高いが、不意の炎技や高火力の特殊技を受けても確実に1回は行動できる。一撃必殺技無効も大きい。
設置技等によるサポートを役割とする場合に最も相性がよい。
当然、かたやぶりには貫通されるので注意。

ぼうじん

隠れ特性。砂ダメージは元々無効だが、キノコのほうし・ねむりごな等を防げ、タイプ的にも草ポケモンに有利。
高火力で負担をかけられるシュバルゴのほうが適任かもしれないが、一応技で差別化は可能。

技考察 [編集]

攻撃技	タイプ	威力	命中	効果	解説
ジャイロボール	鋼	～150(225)	100	-	高速アタッカーに対して高威力。遅い相手にはあまり効かない。
ヘビーボンバー	鋼	40～ 120(180)	100	小さくなる相手に 必中・威力2倍	軽量ポケモンに対して高威力。詳細は後述。
ミサイルばり	虫	25(37) *2～5	95	-	きあいのタスキやみがわりに強いが威力は低い。 シザークロスやメガホーンは覚えられない。
じしん	地	100	100	-	虫や鋼技との相性補完に優れる。
いわなだれ	岩	75	90	ひるみ30%	特性ふゆうの電気やウルガモス、リザードン、ファイアロー等に有効。
がんせきふうじ	岩	60	95	素早さ ↓100%	サポート重視ならこちら。ジャイロボールとは相性が悪い。
リベンジ	闘	60→120	100	-	範囲は優秀だが、威力は不安定。
しっぺがえし	悪	50→100	100	-	だいばくはつのイメージが強いおかげでゴーストを呼びやすく、相性は悪くない。
だいばくはつ	無	250	100	自分ひんし	サポート後の退場に。
カウンター	闘	-	100	優先度-5	高い防御を活かして反撃。
ボルトチェンジ	電	70	100	交代	交代読みや後続サポートに便利。特殊技なので威力はタスキ潰し程度。 とんぼがえりは覚えない。
めざめるパワー	-	60	100	-	4倍弱点狙いの氷、炎など。
変化技	タイプ		命中	解説
ステルスロック	岩		-	設置技1。無効化されない。リザードンやウルガモス等には大ダメージ。 3つの設置技の中では汎用性が一番高い。
どくびし	毒		-	設置技2。相手の控えに継続ダメージを与えられるが、ふゆう・ひこう・どく・はがねタイプには無効。 毒タイプが場に出ると消滅してしまう点に注意。
まきびし	地		-	設置技3。浮いているポケモンに無効。ステルスロックorどくびしが優先されるが重ね掛けしたいなら。
どくどく	毒		90	ダメージ源や耐久ポケモンへの対策として。
ひかりのかべ	超		-	サポート用。特殊面を補う。
リフレクター	超		-	サポート用。後続にも有効。
てっぺき	鋼		-	積めば物理に対しては要塞に。
ボディパージ	鋼		-	最速で積めば130族を抜けるが、ジャイロボールの威力は下がる。ロックカットも同様。
ねむる	超		-	カゴのみと合わせて、回復手段として。
いたみわけ	無		-	教え技。回復しつつダメージを与えられる。

ヘビーボンバーについて [編集]

技使用者と対象者の体重比で威力が変動する。
自身の体重の1/5以下の相手には威力120。1/4以下なら100、1/3以下なら80、1/2以下なら60、それより重たければ40。
フォレトスの体重は125.8kgと特別重い訳ではないため、高威力を狙える相手は限られてくる。
しかし、フェアリーは軽いポケモンが多く、対フェアリーとしてはメジャーどころには最高威力を発揮できる相手も多い。
ただし、交代されると途端に威力が激減してしまう可能性が高いのが難点であり、
フォレトスを耐久型と判断して居座る相手を仕留める用途に限る。

A無振りでもミミッキュ、カプ･テテフは確1。
Aキュウコンは耐久無振りであればオーロラベール込みで確1。H252は低乱数1。

型考察 [編集]

サポート型 [編集]

特性：がんじょう
性格：のんき/わんぱく/なまいき/しんちょう/ゆうかん/いじっぱり
努力値：HP252 防御or特防or攻撃252
持ち物：ゴツゴツメット/レッドカード/メンタルハーブ/ノーマルジュエル/ひかりのねんど/ラムのみ/くろいてっきゅう
確定技：ステルスロック/だいばくはつorボルトチェンジ
選択攻撃技：がんせきふうじ/ジャイロボールorヘビーボンバーorアイアンヘッド/じしん/めざめるパワー/しっぺがえし/ミサイルばりorむしくい/カウンター
選択変化技：ひかりのかべ/リフレクター/じゅうりょく/どくびし/まきびし/どくどく

ステルスロックやどくびし、まきびしを撒いたら、だいばくはつで退場する型。
確実に役割をこなすために、特性はがんじょうを推奨。
3つ全てを撒こうとするのは流石に悠長であるため、自分や相手の構築に合わせて最適なものを選びたい。

アタッカー型 [編集]

特性：がんじょう/ぼうじん
性格：ゆうかん
努力値：HP252 攻撃252
持ち物：くろいてっきゅう/こだわりハチマキ/とつげきチョッキ/ノーマルジュエル/ラムのみ
確定技：ジャイロボール
選択技：ミサイルばり/だいばくはつ/じしん/しっぺがえし/リベンジ/いわなだれ/がんせきふうじ/
　　　　ボルトチェンジ/カウンター/ステルスロック

設置技が得意なサポートのイメージが強い故に、先発でちょうはつを誘いやすいのを逆手に取って普通に殴る。
同タイプの中でもそこそこ攻撃技のレパートリーは多く、非接触技に恵まれており意外なところに刺さったりする。
A特化のじしんでH252ギルガルドのブレードフォルムを確定1発。

持ち物考察[1]

ジャイロボールの威力計算式：(25×相手のすばやさ÷自分のすばやさ)+1
最遅フォレトスのS実数値は40でくろいてっきゅうを持つと20となる。
結論から言うと
S実数値159まではくろいてっきゅう。S実数値159からはこだわりハチマキの方が威力が出る。

くろいてっきゅう

S実数値120から威力最大となる。
具体的には最速58族（ラムパルド、ゴロンダ、アマルルガ、ズルズキンなど）や、
無振り100族（メガガルーラ、メガサーナイト、メガオニゴーリなど）。
あくまで素早さ半減なので、ジャイロボールの威力の上限150を超える威力は出せず、ジャイロボール以外の技は強化できない。
S実数値159まではこだわりハチマキの火力を超える。最速93族（ケンホロウなど）、準速108族まで。

こだわりハチマキ

S実数値239から威力最大となる。ただし最速スカーフ（1段階上昇）95族、2段階上昇58族あたりからと最大火力を出せる相手は限定的。
全ての技を1.5倍にできるが行動が固定される。S実数値159からはくろいてっきゅうより火力が出る。

クッション型 [編集]

特性：ぼうじん
性格：なまいきorのんき
努力値：HP252 特防252
持ち物：とつげきチョッキ
確定技：ボルトチェンジ
選択技：ジャイロボール/だいばくはつ/じしん/がんせきふうじ/リベンジ/しっぺがえし/カウンター

優れた耐性と鈍足による後攻ボルトチェンジにより、後攻で受け出し、きあいのタスキを潰しつつ味方を無償降臨させる。
ハッサムと比べて、交代技自体の火力は乏しい点、でんき無効相手に効かない点、先制技が無い点が短所だが、
高い物理・特殊耐久を維持しつつ、特性ぼうじんによってキノガッサなどにも役割を持てる点が長所。

自身の火力は低いが、スカーフカプ・テテフめざめるパワー炎を確2で耐えた上でジャイロボールで確1にできる。
物理耐久は無振りでも元々高いため、ガブリアスのじしんを確3にできる程度の耐久はある。

対フォレトス [編集]

注意すべき点

弱点の少なさと高物理耐久、そして確実な行動が約束されるがんじょうが強み。
ステルスロックを始めとする設置技を一通り揃え、退場技も充実。
またサポート型がメインであることの裏をつく、ジャイロボール主体のアタッカー型も存在する。

対策方法

サポート型ならちょうはつ、みがわり、マジックミラー等で対応。かたやぶり＋炎技。
アタッカー型はジャイロボール以外の威力は低いので遅い高耐久ポケモンなら後出しも痛くない。
特殊耐久は高くないので等倍以上の特殊技で攻める。
ただしじしんやいわなだれを持っている可能性が高いので炎ポケモンの安易な後出しは危険。

外部リンク [編集]

• フォレトス - ポケモン百科事典