オコリザル - ポケモン対戦考察まとめWiki|第七世代(サン・ムーン&ウルトラサン・ウルトラムーン)

オコリザル [編集]

No.057 タイプ:かくとう
通常特性:やるき(ねむり状態にならない)
     いかりのつぼ(攻撃技を急所に受けた時、こうげきが最高ランクまで上がる。)
隠れ特性:まけんき(相手に能力を下げられた時、こうげきが2段階上がる)
体重  :32.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
単格闘HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
オコリザル6510560607095455やるき/いかりのつぼ/まけんき
ダゲキ7512575307585465がんじょう/せいしんりょく/かたやぶり
コジョンド65125609560105510せいしんりょく/さいせいりょく/すてみ
ナゲツケサル10012090406080490レシーバー/まけんき

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ひこう/エスパー/フェアリー
いまひとつ(1/2)むし/いわ/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

第一世代で登場した単かくとうタイプ。
種族値は速攻物理アタッカー気質で、無駄は無いものの低水準。耐久はもちろん、A105・S95という数値も物足りなさを感じやすい。
一方で攻撃技はメイン・サブ共に優秀なものが揃っており、特性いかりのつぼまけんきにより大幅な火力強化を狙えるといった強みを持つのが特徴。

特に目を引くのが特性まけんきと広い攻撃範囲の噛み合いの良さ。
まけんきいかくメタとしての有用性は今更語るに及ばないが、オコリザルの場合は加えて豊富な攻撃技を併せ持ち、あらゆるいかく持ちの弱点を突くことができる点が特筆に値する。
ビビリだまの登場でスカーフ持ちも対処しやすくなったほか、新たなダブルトップメタのガオガエンにはタイプ相性でも有利であり、第七世代の環境にも適合している。
同タイプ・同特性のナゲツケサルとはSの高さやれいとうパンチの習得で差別化でき、独自の活躍が期待される。



特性考察 [編集]

やるき
眠り状態にならない。催眠技での機能停止を防げる。
うまく無効化してアンコールできれば大きなアドバンテージを得られる。
しかしねむりごな持ちの虫や、さいみんじゅつ持ちのエスパー・ゴーストには一致格闘技が通りにくく、彼らを役割対象とするのは難しい。
メジャーどころで見てもゲンガーキノガッサカバルドンなど、オコリザルでは撃ち勝つのが困難なポケモンばかりである。
催眠技対策は他にもちょうはつやみがわり、ラムのみ、エレキフィールドやミストフィールドでも可能であり、それらの方が汎用性も高い。
ねむるを使えなくなるデメリットもある。
いかりのつぼ
攻撃を急所に受けるとAランクが最大まで上がる。
発動時の火力は通常時の4倍にもなる。つけあがるとの相性も良い。
ただ、発動条件が厳しい。通常技の急所率は1/24しかなく、威力も上がるため耐えられる保証も無い。
ダブルで確定急所コンボを用いるにしても、耐性・耐久やSを考慮すると相方はかなり限られる。
効果は絶大だが、使いやすさでは他2つに及ばない。
まけんき
隠れ特性。能力を下げられるとAランクが2上がる。ダブルで飛び交ういかくに強いのが最大の利点。
ナゲツケサルにはAで劣るがSとれいとうパンチの習得で勝り、ガオガエンのみならず霊獣ランドロスにも強い。構成次第では他のいかく持ちにも遂行可能。
ただし能力低下自体は防げないので、ランク変動は差し引き+1止まり。相手依存なため過信も禁物。
+  折りたたみ

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
インファイト120(180)100防御・特防↓タイプ一致技。能力低下のデメリット有り。
ストーンエッジ10080急所ランク+1対飛行・虫。一致技との相性補完に優れる。
いわなだれ7590怯み30%スカーフやビビリだまとあわせれば怯みを狙える。ダブルでは相手全体攻撃。
がんせきふうじ6095素早↓100%追加効果が優秀。威力は低い。
ダストシュート12080毒30%対フェアリー。命中不安。
じしん100100-対毒。メタグロスギルガルドにも。ダブルでは周囲全体攻撃。
じごくづき80100音技封じ対エスパー・ゴースト。性能安定。
タネばくだん80100-水/地面に。
れいとうパンチ75100凍り10%ボーマンダガブリアスランドロスに。
かみなりパンチ75100麻痺10%水/飛行に。
ほのおのパンチ75100火傷10%草/毒や虫/鋼に。
とんぼがえり70100自分交代対エスパー。攻撃しつつ撤退。
きしかいせい20~200(30~300)100-最大威力は一番。タスキとあわせて。
カウンター-100優先度-5物理技を倍返し。タスキとあわせて。
がむしゃら-100-削り技。タスキとあわせて。
いのちがけ-100自分瀕死最大172ダメージ。スカーフとあわせて。
変化技タイプ命中備考
ちょうはつ100補助技対策。耐久型に。
アンコール100妨害技。やるきやみがわりとあわせて。
みがわり-補助技対策や、交代読みで。
つめとぎ-攻撃・命中率補強。ダストシュートやストーンエッジとあわせて。

Zワザ考察 [編集]

火力は無補正A振りで計算。

Zワザ元にする技威力解説
ぜんりょくむそうげきれつけんインファイト190(285)能力低下のデメリット無し。
H振りメガガルーラ・B振りカビゴン・H振りポリゴン2@輝石を確1。
ワールズエンドフォールストーンエッジ180必中。H振りサンダーを確1。
ライジングランドオーバーじしん180グラスフィールド下でも威力低下無し。ダブルでの単体攻撃にも。
H振りAガラガラを高乱1。
アシッドポイズンデリートダストシュート190必中。H振りカプ・レヒレを中乱1。
ブルームシャインエクストラタネばくだん160H振りニョロトノを確1。

型考察 [編集]

【シングル・ダブル】まけんきアタッカー型 [編集]

特性:まけんき
性格:ようき/いじっぱり
努力値:AS252
持ち物:ビビリだま/きあいのタスキ/いのちのたま/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ
確定技:インファイト
優先技:れいとうパンチ/まもる(ダブル)
攻撃技:ほのおのパンチ/かみなりパンチ/ダストシュートorどくづき/じしんorじだんだ/ストーンエッジorいわなだれorがんせきふうじ/とんぼがえり/カウンター/がむしゃら
補助技:アンコール/ちょうはつ/みがわり

相手のいかくを逆利用できる物理アタッカー。
れいとうパンチは相性補完に優れ、霊獣ランドロスへの有効打となるため優先度は高い。ビビリだまやスカーフとあわせればメガボーマンダにも上から撃てる。
その他のサブウェポンも豊富。岩技はリザランド、毒技はサナガエンなどの構築に刺さる。

場にいるだけでいかく持ちの繰り出しを牽制できるが、自身のまけんきも後出しからでは発動しないため、うまくいかく持ちと対面させる必要がある。
また、いかくでまけんきが発動してもAランク+1にしかならない。素のA種族値も105と並程度なので、弱点を突けない相手は厳しい。
無補正A振り・Aランク+1のインファイトの火力はA特化メガバシャーモのとびひざげりより低く、無振りウインディすら乱1に止まる。

【シングル・ダブル】サポート型 [編集]

特性:やるき/まけんき
性格:ようき/いじっぱり
努力値:S252 HorA252
持ち物:こだわりスカーフ/きあいのタスキ
優先技:いのちがけ
攻撃技:インファイトorきしかいせい/とんぼがえり/がんせきふうじ/じごくづき/れいとうパンチ/かみなりパンチ/ほのおのパンチ/カウンター
補助技:アンコール/ちょうはつ/まもる

まけんきの存在により、いかく持ちの選出・繰り出しやこごえるかぜなどの能力低下技を牽制できるため、エースアタッカーのサポート役としても運用可能。
豊富な技の中ではいのちがけが特に強力。ゴースト以外の相手に耐性・耐久を問わず一定のダメージを与えつつ、エースを無償降臨させられる。
シングルでは対面操作ができるとんぼがえり、ダブルではまもる対策となるアンコール・ちょうはつも有用。

いのちがけに特化するならHSベース@スカーフ、器用さを活かすならASベース@タスキとなる。
前者の場合、H実数値は最大172。Sは準速@スカーフで最速145族抜き、最速なら準速108族@スカーフ抜き。
ツボツボドヒドイデなどのHが低い耐久型のほか、リザードンサーナイトなどのアタッカーもHにあまり振られていなければ相討ちにできる。


対オコリザル [編集]

注意すべき点
まけんきと広い攻撃範囲で、あらゆるいかく持ちに高い遂行能力を発揮する。
不利な相手にもスカーフ+いのちがけ・とんぼがえり、タスキ+カウンター・がむしゃらといった対抗手段があり、受け出しは難しい。
対策方法
まけんきやビビリだまが発動しなければ、ステータスは並程度。有用な積み技や先制技にも乏しい。
ゴーストならいのちがけやがむしゃらも無効。おにびやでんじは、トリックルームで機能停止させられる。

外部リンク [編集]